鹿児島の簡単な歴史と鹿児島の男性、女性の呼び名、鹿児島出身の有名人について、ここで少し整理させてください。
この地域は室町時代後期からは島津氏が支配していましたが、後に島津氏は豊臣秀吉に降伏し、薩摩国、大隅国、日向の一部の支配が認められました。
薩摩には古代に「隼人(はやと)」と呼ばれる人々が住んでいたことから、薩摩の男性のことを「薩摩隼人」と呼びますが、「薩摩隼人」とは「利害をかえりみない潔しさと、勇猛果敢さを兼ね備え、理屈を言わず、即実行に移す行動力のある人」という誉め言葉です。
一方、鹿児島の女性は「薩摩おごじょ」といわれていて「気立てがよくて、優しく、芯が通ったしっかり者」というイメージがあります。
薩摩は江戸時代に入ると琉球に出兵し、服属させた琉球王国を窓口に、中国との貿易を盛んにしました。
明治時代に入ると廃藩置県で薩摩藩は3つの県へと分裂することになりますが、薩摩藩がカバーしていたのは現在の鹿児島全域と宮崎県の南西部、そして沖縄県でした。
鹿児島出身の有名人と言えば、幕末の英雄 西郷隆盛、大久保利通に加えて、天璋院篤姫、東郷平八郎などの多くの偉人が鹿児島県で誕生しています。